新興企業向け市場とは?

証券取引所の上場基準に達しない企業の株券の売買には、いわゆる「店頭株市場(店頭取引)」が行われる。

これは、証券取引所へ上場するよりも基準が緩やかであるため、主に新興企業の株券を売買する市場となっている。

2001年に日本証券業協会の子会社である株式会社JASDAQ(ジャスダック)が発足し、この市場をJASDAQ(ジャスダック)市場と呼ぶが、これ以外にも国内の5つの証券取引所にも新興企業向け市場がある。

1990年代に、新興企業(いわゆるベンチャー企業)の育成をすすめる機運が広がり、上場基準を緩やかにした新たな上場基準を設定し、1998年に東京証券取引所(東証)内に「マザーズ」、1999年に名古屋証券取引所に「セントレックス」、2000年に大阪証券取引所(大証)とアメリカNASDAQ(ナスダック)とが提携し、「ナスダック・ジャパン」、札幌証券取引所に「アンビシャス」、福岡証券取引所に「Q-BOARD」が設置された。

ただし、IT企業への投資が低迷するに従い、これら新興企業向け市場も低迷し、2002年に大阪証券取引所内の「ナスダック・ジャパン」からはアメリカNASDAQ(ナスダック)が撤退し、新たに「ヘラクレス」として再出発している。


<国内の新興企業向け市場一覧>
JASDAQ(ジャスダック)
マザーズ(東京証券取引所内)
ヘラクレス(大阪証券取引所内)
セントレックス(名古屋証券取引所内)
アンビシャス(札幌証券取引所内)
Q-BOARD(福岡証券取引所内)